未熟児網膜症(ハル君、レーザー治療しました)

ある日、ハル君の担当の先生に、
お話がありますと言われた。
その話とは・・・

ハル君は、未熟児にはよくある、
網膜症になってるらしい。
お母さんのお腹の中に
充分な期間いられなくて生まれてきた場合、
目の機能が充分でないままの子がいて、
ハル君がそれにあたると言うのだ。
ユウ君も同じような症状があるが、
そんなに重い症状ではなく、
処置の必要はないとの事。
ハル君の場合、
処置をしておかないと

網膜がはがれてしまう可能性
があるらしい。
目の中の毛細血管が、
束になってかたまって成長しているため、
その部分をレーザーで焼いてしまわないと、
束になった毛細血管が、
網膜を持ち上げてしまうらしいのだ。

そうなったら間違いなく失明
眼科の先生に会いに行き、
詳しい話を聞いた。
絵を書いていろいろ説明してくれたが、
あまりよく覚えていない。(ごめん)
とにかく、レーザー治療が必要。

一番心配したのは、
そのレーザー治療によって、
今後目が悪くなるのでは?と言う事だった。
でも、先生の話によると、
それが原因で目が見えなくなったり、
悪くなるという事はなく、
ほっておくことのほうが怖いらしい。
それなら・・・と、
レーザー治療を受ける事を承諾した。
治療事態は、そう難しい事ではないが、
その経過を見る必要があるので、
ユウ君とは一緒に退院できませんと
言われてしまった。
ちょっと残念だったが、しょうがない。

レーザー治療の後、ハル君に会ったら、
目が真っ赤に充血していた。
あらら〜と思ってたら、看護婦さんが、
「痛々しいけど、大丈夫ですからねぇ。」
と励ましてくれた。
私達夫婦は、2人とも楽観主義で、
たいていの事は、なんとかなるだろ。という気持ちでいる。
だから、二人が入院しなきゃと聞いた時も、
ハル君のレーザー治療の時も、
聞いてスグはそれなりに心配したけど、
必要ならしょうがないもんねと、
結構あっけらかんとしてたと思う。
でも、看護婦さんがあまりにも一生懸命励ましてくれるので、
ちょっと深刻そうな顔をしてしまった。(笑)
ホントは、
いっぺんに二人とも連れて帰っても大変だから、
一人づつでよかったかもね。
と、ダンナと話していたのだ。
でも、そんな事言える雰囲気ではなかった。(笑)

ハル君が退院してもいいと先生のお許しが出たのは、
治療から2週間以上も経ってからだった。
やはり、大変な事だったらしい。(爆)

でも、もう大丈夫。
大変なのはこれから。(私が)
手伝いにきていた実家の母は、
もう帰ってしまっていた。
初めての育児。
でも、助けてくれる人は、ダンナのみ。
(ダンナは高校の同級生。
よって、実家は同じ鹿児島県奄美大島。
どっちの両親も、
大変だからって気楽に呼んだり、
遊びに行ったりできる距離ではない・・・
ふぅ・・・・・・)

退院してきて、
パイプベットに(大人用)二人を並べ、
この子達、育てていけるかなぁ…と不安な私であった。
(でもスグなんとかなるかって、思ったよ。はは。)


左からハル君・ユウ君
おててをつないでいる様に見えるところをパチリ。