発熱・熱性けいれんの場合
*ポイント(発熱)* 赤ちゃんの発熱の原因としてもっとも多いのは、 赤ちゃんは(というか人間は)、熱を出して免疫を作ります! 熱で脳に障害が残ることはほとんどないそうです。 熱の他に症状はあるかしっかり様子をみましょう。 *ポイント(熱性けいれん)* 熱性けいれんは5〜6歳までの間に多いのです。 命に別状はありません。 |
*おうちでのケア(発熱)* ・水分補給 ・保冷 ・食事 ・暖め過ぎに注意 *おうちでのケア(熱性けいれん)* その時だけの発作の為、ケアと言うほどの事でもないですが、 |
<ここで紹介している病気>
<これ以外の発熱の伴う主な病気>
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特徴 | たくさんの種類のウイルスや細菌等に感染しておこる病気。 ウイルスや細菌の種類が多いので、何度でもかかります。 くしゃみや咳などでつばが飛び散ってうつる飛沫感染。 6月〜9月にかけての風邪は発熱が主流。 湿気に強いウイルスが活発になります。 11月〜3月にかけての風邪は咳を伴い、 乾燥に強いウイルスが活発になります。 この期間、ロタウイルスによる風邪は激しい下痢を伴います。 ママからもらった免疫で守られている 6ヶ月頃まではかかりにくいのですが、上の子からうつる事もあります。 |
症状と経過 | 主な症状は、発熱・咳・鼻水で、下痢や嘔吐を伴う事もあります。 症状の出方は、菌の強さや赤ちゃんの免疫力の強さで違う為、 一概には言えません。 風邪のウイルスに直接きく薬はないそうです。 小児科で処方される風邪薬は、症状を和らげる薬で、 菌に直接きくものではないとの事。免疫力に頼るしかないのですね。 症状は普通の風邪なら大体3日〜4日で治まり、2週間くらいで完治。 |
ケアと注意 | ウイルスや菌に直接効く薬がないため、 処方された薬を飲んで症状を和らげながら、 赤ちゃん自身の免疫力で治るのを待ちます。 できるなら、安静にしましょう。 でも、子供は熱があっても、大体うるさく騒いでます。 そういう時は、それだけ病気も軽いという事。 子供が小さければ小さいほど、仮病は使いません。 熱があっても元気なら、心配いらないでしょう。 ママがしっかり様子をみてあげる事です。 |
ウチの子は? | 何回もかかってます!(笑) 双子が歩けない頃は、1週間に1回はどちらかが風邪をひき、 病院に行ってたような気がします。 下の子も、2ヶ月頃に既にかかりました。(爆) ウチの場合、双子が小さい頃は熱でけいれんをおこしてたので、 それが心配だったかな。 今はまた風邪か・・・。くらいであまり心配しません。 |
特徴 | インフルエンザウイルスが、飛び散ってうつる飛沫感染。 感染力がかなり強く、毎年11月〜3月頃にかけて流行があります。 このウイルスはAB2つの型があり、A型は流行の規模が大きいそう。 流行りのたびに新種に変異するので、何度もかかります。 |
症状と経過 | ふつうの風邪にくらべて、症状がとても激しいのが特徴。 寒気と高熱が3〜7日つづき、筋肉痛や間接の痛み、食欲不振等、 体の痛みがかなり激しいので赤ちゃんはぐったりします。 普通の風邪と違い、合併症におこす可能性が非常に高いのも特徴。 合併症として中耳炎、気管支炎、肺炎等。 乳児がかかると脳炎になる可能性もあるそうです。 高熱が出て、24時間以内に長時間のけいれんが起きたときは、 脳炎の可能性あり。大至急病院へ。 |
ケアと注意 | 水分補給や加湿等、かぜと同じケアをしましょう。 ただし、インフルエンザは症状がとても強いので、 それを軽くするお薬を飲ませてあげることになるでしょう。 合併症を予防する為に抗生物質を使う事もあるようです。 |
ウチの子は? | かかったことがないです。 |
特徴 | 夏から秋にかけての風邪の一種でコクサッキーウイルスの感染が原因。 6ヶ月頃からかかります。 |
症状と経過 | 高熱とのどの奥にできる水泡が特徴。 突然38〜40度代の高熱が出ますが、2〜3日で下がります。 のどの奥の水泡は、1〜2ミリくらいの小さなもので、 この水泡が破れてただれる為に、痛みが出てきます。 咳や鼻水が出る事はないけれど、 軽い下痢や吐いたりする事もあります。 のどが痛い為、水分がとれなくなり、脱水症を起こす場合も。 |
ケアと注意 | とにかく、高熱とのどの痛みの為、 とても不機嫌になり食欲も落ちるので、 薄味ののどごしのいい食べ物をあげましょう。 熱いもの・酸っぱいもの・冷たいものはのどが痛むので、注意。 水分補給も心がけて。 処方される薬は、熱やのどの痛みを抑える薬が中心。 |
ウチの子は? | かかった事がありません。 |
特徴 | 溶連菌(溶血性連鎖球菌)がのどに感染して起こる病気の総称。 何度でもかかります。 4〜5歳から学童期にかけて多く見られる病気ですが、 まれに赤ちゃんが感染する事もあります。 お医者さんから処方された薬をきちんと最後まで飲む事が大切。 (抗生物質を10日〜14日) 途中でやめると、 合併症(リウマチ熱や急性腎炎)を起こす事があります。 しょうこう熱もこの病気の合併症の1つです。 家族にもうつります。 同じような症状が出た人は必ず受診しましょう。 |
症状と経過 | 高熱とのどの痛みが特徴。 舌や唇が真っ赤になったり、吐き気が伴う事も。 のどの痛みが出る為、食欲が落ちます。 きちんと受診し薬を飲めば、すぐに熱は下がります。 その後、細かい発疹が出る場合もあり、 その場合、発疹が消えた後手足の皮がむけてくる。 |
ケアと注意 | のどが痛いので、のどごしのいい刺激の少ないものをあげましょう。 抗生物質がよくきき、きちんと処方してもらえば、 すぐに熱も下がり、症状も和らぎます。 抗生剤は10〜14日続きます。 治ったからといって途中で絶対にやめてはいけません。 もらった薬を最後まできちんと飲みましょう。 |
ウチの子は? | ハル君3歳8ヶ月。ユウ君3歳9ヶ月の時にかかりました。 ハル君は38度の発熱で始まり受診。 大きな綿棒でのどを擦り、検査を受けると溶連菌の反応あり。 薬を処方され、その日で熱は下がり、登園の許可もすぐ出ました。 前胸に発疹がでて、その後指先の皮がむけました。 抗生剤が10日分でました。 1ヶ月後に尿検査をし(合併症の検査)、以上無しとの事で完治。 ユウ君は38度の熱と嘔吐で受診。 薬を処方され、こちらもその日で熱が下がり、登園もOK! 10日分の抗生剤がでました。(発疹は特になし) でも、その1週間後、 またしても38度の熱と嘔吐で受診すると、なんと再発。 今度は14日分の抗生剤が処方されました。 こちらも1ヶ月後に尿検査を受けます。 ちょっと笑っちゃったのは、 |
特徴 | 耳下腺などの唾液腺にムンプスウイルスが感染するのが原因。 赤ちゃん時代は少なく、2歳〜小学生位までにかかりやすい病気です。 春から夏にかけて多く、潜伏期間は約2週間。 うつりやすいのは、耳の下がはれてくる数日前から発症後10日位の間。 一度かかると、免疫ができて、2度とかかりません。 もし再発したと思うような症状が出ても、別の病気。 まれに合併症として無菌性髄膜炎にかかる事も。 嘔吐、けいれんが起きたらすぐに病院へ。 |
症状と経過 | 鼻水・咳等前触れになるような症状はなく、 感染して約2週間後に耳の下からあごにかけてはれてきます。 片側だけの事も、両側はれることもあり、とても痛がります。 2〜3日ではれが頂点に達し、7〜10日程度で自然にひいてきます。 熱が出た場合は3〜6日くらいで下がります。 |
ケアと注意 | 噛むと痛いのと消化能力がおちるので、 かまずに食べる事ができるメニューにしましょう。 はれている部分を冷やすと、痛みが和らぎます。 嫌がらなければ、冷やしてあげましょう。 ウイルス感染の為、特別な治療薬がありません。 痛みや熱を抑える薬が処方されます。 はれがひけば、登園もOK! |
ウチの子は? | 双子が3歳4ヶ月。さぁちゃんが1歳11ヶ月でかかりました。 (もちろん同じ時期) ハル君発熱で病院へ。 耳の下を触った先生が、「おたふく風邪ですね」とあっさり。 解熱剤、はれを冷やす為の湿布が処方されました。 2日後くらいに片側がはれ、翌日にはもう片方も。 ただでさえ、ほっぺがふっくらしてるのに、すごい顔に。 食欲はあるのに噛むと痛い為、食事中に悔しくて泣いてた。(笑) 10日ほどで完治。 ハル君発症から1週間後、ユウ君発熱。(どうやら保育園で感染) こちらも2日後に片方はれ、その翌日もう片方も。 少しだけ食欲が落ちました。こちらも痛みの為、超不機嫌に・・・。 発熱から完治までに2週間くらいかかりました。 ハル君発症から2週間後さぁちゃん発熱。(ハル君から感染かな。) さぁちゃんは、痛みはあったようですが、はれもそんなに目立たず。 同じように解熱剤と湿布が処方されてたのですが、 湿布は嫌がってしてくれませんでした。 1週間ほどで完治。 後からかかったさぁちゃんとユウ君が同じ頃に治ってます。(爆) とにかくすごい顔でした。特に上の2人は・・・。 |
特徴 | 体を突っ張り、手足をふるわせる病気です。 熱性けいれんは、熱が高くなるときに起こるけいれんをさします。 熱性けいれんであれば、後遺症は残りません。 発作は1〜5分くらいで治まる事がほとんどです。 熱が上がりきってしまうと、けいれんはおこりません。 発作を起こすのは6ヶ月頃からが多く、5〜6歳までには治まります。 遺伝的な誘因も大きいと考えられています。 熱がないのに、10分以上も続くけいれんの場合は、 てんかんが疑われます。 |
症状と経過 | 両手足をピーンとつっぱり全身の筋肉が硬直、手足をふるわせます。 意識はなく、黒目が上を向いて、白目になります。 唇も紫色に。 この発作は大部分の子が、2〜3分までには治まり、 発作の後体を触ると熱がある事がわかります。 発作が治まった後は、疲れて眠ってしまう子もいます。 救急車を呼んでもかまいません。 |
ケアと注意 | まずは熱っぽいなら熱性けいれん=命に別状はない事を思い出して。 ママが必要以上に慌てない様に。 口の中に指や箸を入れたり、大声で名前を呼んだり、 体をゆすったり、手足を抑えつけたりしてはいけません。 けいれんが起こったら、まずは落ちついて時間を確認。 次に衣服を緩めます。 吐いてしまいそうな時は、顔を横に向け、 吐いたものがのどにつまらない様にしましょう。 後は手などをかるく握りながら、静かに様子を確認。 目つきはどうか、ひきつけ方は左右対称か、何分発作が続いたか。 後で、きちんとお医者さんに報告できるように。 発作が治まると、寝てしまう子もいますが、 夜中でも病院に連れていった方がいいでしょう。 かかりつけの小児科が夜間も電話に出てくれるようなとこなら、 先生に様子を話し、確認してみましょう。 脳神経が発達するにつれて、起こらなくなりますが、 何度もけいれんを起こす、熱がないのにけいれんを起こす場合、 10分以上も続く場合、1日に何回も起こしてしまった場合等、 脳波検査が必要です。 けいれんを起こしやすい子は、 発熱したらけいれん止めの座薬を入れるよう指示がある事があります。 しっかり使い方を確認し、使用しましょう。 |
ウチの子は? | 上の2人が、最低でも7回は起こしてると思います。 多すぎて忘れちゃいました。 1歳の誕生日過ぎに突発性発疹にかかったのですが、 最初のけいれんはその時。 ハル君がまず経験したのですが発作が起きたのがカラオケ屋。(爆) 元気がないなぁと思ったら、見る間にけいれん起こし始めて かなり驚きました。が、 子供の病気に関してはかなり雑誌を読みあさっていたので、 なんとか落ちついて対処し、そのまま出産した大学病院へ。 熱性けいれんと診断され、 次回の発熱からけいれん止めの座薬を使うよう指示されました。 数日後、ユウ君が自宅で夜中にけいれん。 その後、高熱が出るたびに発作を起こしてるような感じだった。 ウチの子達は2人とも、38度こえる前にけいれんを起こしてたので、 そのうち、普通は38.5度位を目安に使用するけいれん止めの座薬を、 37.5度をこえはじめたら使うよう言われました。 一度は、保育園で転んで頭を打った後にけいれんを起こした事も。 この時は病院で詳しい検査を受けました。(ハル君) 結局異常はなく、けいれん後すぐに熱が上がったと言う事もあって、 打った事が原因でのけいれんではなくて、 やはり熱性けいれんだろうと。よかったです。 3歳過ぎてから今のところ、起こしてないです。 念の為、熱が上がりそうなときは、けいれん止めで予防してますが。 さぁちゃんは全然大丈夫そうです。 子供が熱が上がり始めるのに、なかなか気付いてあげられなかったり、 |